つぶやき

某所で神託をしています。

一泊二日・その④

山の上で電波状態が悪かったため、やむを得ずナビで高崎城跡地をセット。

…………所要時間、二時間半…………ですよねぇ〜(^^;;

あたし今日は高崎城までで一旦帰って、またこの辺りまで来にゃならんのか

だけどどーーしても康政さんのお墓と箕輪城には行っときたいし

 

 

 

日中の車の中で暖房が効いてる事もあって

窓を少し開けた状態で走る事にしたのですが。

しばらく走っていたら、後部座席の方から

黒い何かが飛んできてナビの上にちょこんと止まりました。

 

 

 

 

 

 

私「……蠅!??(゚Д゚;)

あ!もしかして……………………やっぱり!!

お前、昨日の彦根からこんなトコまで付いてきたのかい??

んもぅ………餌とか何も無かったでしょうに………

ホラ、外行ってたらふくご飯食べな!!」

 

 

 

井「…………………

 

 

 

私「??」

 

 

 

 

 

 

………待てよ、蠅?

昆虫の類いは基本的に力が無い霊でも憑依しやすいって聞くぞ?

……あたし誰の霊をココまで運んできたんだろう……??(汗)

 

 

 

相変わらず力無い感じで飛んではいたものの、

今回はすんなりと外へ出てってくれたのでありました。

…………あたし前も似たような事があったなぁ………

あの時はバッタで、サイドミラーに張り付いてただけだったから

特に何もしなかったけど……………

素戔嗚さんやリエさんが言ってた事は本当だったのか?

 

 

 

 

 

 

素「今更かよ…まぁいっか。今はそんな事より(酷い;;)高崎城だ。

とりあえず高崎城まで無事に辿り着く事だけを考えるんだぞ、いいな?」

 

 

 

私「うん解った。気をつける。」

 

 

 

 

 

 

運転を開始して一時間半ほど経った所で突然電話が鳴り出した。

……わ、ちょっと待って!今ナビではなくGoogle先生の通りに走ってるから

道が解らなくなっちゃうよ……てか誰??(汗)

……………………………………………………

…………………………………………………

あ、待った。この市外局番はもしかして。

 

 

 

路肩に寄せて車を止め、電話を取る。

………が、間に合わなかったため今度はこちらの方から電話をかけてみたのですが………

 

 

 

 

 

 

私「……ウッソ!!これマジで野望の一つが叶うって事!?(ll゚д゚)

素戔嗚さん!直政さん!!ありがとぉーーー!!(泣)

……いよぉし!今ので一気に眠気が吹っ飛んだわ!!頑張って高崎城行くぞーー!!」

 

 

 

素「イヤ俺ら何もしてねぇだろ(; ̄Д)

まぁ眠気が吹っ飛んだなら良かったな。

でも、だからって無茶はするなよ?」

 

 

 

私「はーい!…………………………………

…………………………あれ……………?」

 

 

 

素「どした?」

 

 

 

私「………いや何でもない。」

 

 

 

 

 

 

あたしが寝不足で本調子ではない事を知ってるのに、

三峯行くまでは仮眠を取れって言ってたのが

眷属拝借が終わった途端に高崎城まで行けっつったって事は……何かあるのか?コレ。

いやぁ………………って事は、絶対行かなければならない気がしてた

高崎城・箕輪城榊原康政さんの墓所は間違いなく当たってて、

しかもあたしは今回無事それらの予定を終え家まで帰る事が出来る、って事だよね………

……………………………………………………

…………………………………………………

 

 

 

11月に入ってから物凄い頻度で見てきた1118という数字。

明日は間違いなくあたしにとって重要な日なのは解ってて、

今日だって当初の予定では来るはずじゃなかったものが急用で一週間ずらされて。

もしかしたら命日になるかもしれない、なんて事もちょっと思ってたんだけど

どうやら命日の路線は無さそうだゾ…………

むしろあたしの人生の『大きな転機』っていう路線の方が濃くなってきた感が(汗)

 

 

 

 

 

素「お前を、そう簡単に楽にはしてやんねぇぞ?(笑)」

 

 

 

私「うは、そうだった。筒抜けかよ!

………うん解ってるよ。まだ『死に時』ではないよね。

あたしまだ何もやれてないし……………

 

 

 

 

 

 

何となくだけど『今』だから

箕輪城にも高崎城にも呼ばれてる気しかしないんだよね。

だけど一体誰に、何で呼ばれてるんだろう?

場の浄化なのか、それとも誰かが力を貸してくれるのか

そんな事を考えている間に高崎城跡地へと到着。………………着いたーーーー!!

14時か意外に早かったなぁ。(到着予想時刻:14時半)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懐かしい気もするけど落ち着かないような気もする(汗)

 

 

 

 

↑落ち着かなかった要因の一つ

 

 

 

 

……何なんだろう、ココ……何か色々と違和感しかないんだけど。

……………………………………………………

…………………………………………………

うーん、うーーーん……………あたし何でココに呼ばれた!?(; ̄Д)

しょーがないなぁ……何かヒントが無いか

気は進まないけどやれる事はやってみるか。

 

 

 

城壁の石の一つだけが妙に気になったので

そこにそっと手を当ててみたのですが……熱っっ!!てかビリビリする

他の石もそうなのかな?と思って手を当ててみるも、ビリビリしたのはその一つだけ。

………………………………………………

……………………………………………

あたしをココに呼んだのは土地の精霊なのか?

多分だけど、やっぱ場の浄化な気がする。えーと

 

 

 

浄化の所作は側から見るとめっちゃ不審者なため

ちょっと影になった所でコッソリと試してはみたのですが

ホントに浄化出来てんのかしら?コレ(;)

まぁいっか………素戔嗚さん、あたしが歩くだけでも大丈夫って言ってたし。

 

 

 

高崎城跡地はさほど広い場所でもなかったため、あっさりと終了。

…………参ったなぁ…………予想外に時間が余っちゃったぞ。

コレもしかして箕輪城にも行けって言われるのかな(汗)

 

 

 

 

 

素「よく解ってんじゃん。(笑)

じゃあ、箕輪城にも行けよ。」

 

 

 

私「いや時間次第ではもうホテルに向かうよ。

ちなみに箕輪城てこっからどれくらい……………………

………………………………………

……………は?こっから40分たらずで行けるの?じゃあ行く!!」

 

 

 

素「決まりだな。(笑)くれぐれも安全運転で行くんだぞ?」

 

 

 

私「うん解った!………急ごう。」

 

 

 

 

 

箕輪城ではゆっくり時間をかけて回りたかったため

ちゃっとコンビニに寄り、トイレ休憩と軽く摘む物を買って高崎城を出発。

…………………どーでもいいけど今日箕輪城行ったら明日暇になるんじゃね??

まぁいっか。暇になったら暇になったで考えよう。

 

 

 

これまで『所要時間◯時間』という文字を見て辟易してたものが

◯十分に変わったため急にテンションが上がった私、

はやる気持ちを抑えながら箕輪城跡地へと向かったのですが…………

到着し、いざ車から降りて飛び込んできた光景に

私は驚きを隠す事が出来ませんでした……

 

 

 

 

 

 

駐車場側からの景色。日暈には全く気付かず(汗)

 

 

 

 

 

 

私「………嘘だ………。夢で何度も見てた場所だよこれ

道も風景も、何もかもがそのまんま。駐車場の位置もそのまんま。

………何これ………あたしもしかして、寝てる間に何度もココ来てたって事かよ!

……………………………………………………

時間ギリギリだから、とりあえず写真を撮りつつさっさと回ろう。」

 

 

 

井「…………………………

 

 

 

忠「…………………………

 

 

 

素「俺らは黙ってるから、お前の好きなように回るといい。

直政は懐かしいだろうし俺と忠勝は初めてだから、俺らは俺らで勝手に回るわ。

何かあったらすぐ呼べよ。いいな?」

 

 

 

私「………うん、ありがと。」

 

 

 

 

 

 

私が、というよりかは私の中にある直政さんの記憶が何度もココに来たんだろうなぁ

なんて事を思いながら一枚写真を撮ったのですが。

あれ?今なんか変なもん写ってなかった?………もう一回撮るか…………

………………………………………

……………!!やっぱり何か写ってる!

 

 

 

私は何が写り込んだのかを確認するために

カメラ越しではなく、肉眼でそれを見ようと顔を上げたのですが……………絶句。

 

 

 

 

 

 

見事な日暈。

 

 

 

 

 

…………………………呼ばれたのはこっちか!

てか、歩けば歩くほど懐かしい感じが込み上げてくるんだけど。

そうそう。このクネクネした道を登ってくと右側に平地みたいなんがあって、

左の方にもちょい広めのスペースが………ホラね。

 

 

 

一番、夢で見た場所かも。広さまでそのまんまでした。

 

 

 

こっからの景色もそのまんま。

………素戔嗚さんにはこの期に及んで、とか言われちゃうかもしんないけど

認めたくないけどあたしホントに戦国時代は井伊直政だったのか

 

 

 

しかし、どーしても認めたくない私の希望を打ち砕くかのように

行く先行く先が殆ど見覚えのある場所だったため

私の息は荒くなり足は震え、見る物全てがとても愛おしく

草むらに寝転がって大地にキスをしたい衝動に駆られたのでありました

今まで踏み入れた地で、こんな事って初めてだよ…………あたしここ、知ってる!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この景色も夢でよく見ておりました。

 

 

 

 

 

このカーブ具合いも見覚えが…

 

 

 

 

 

ココもよく夢で歩いた場所

 

 

 

 

 

どこから出てくるのか解らない涙を大量に流しながら

行ける所にはことごとく足を踏み入れてみたのですが……………

本丸跡地を見て、とうとう座り込んでしまいました。

………みんな久しぶり。帰ってきたよ。…………遅くなってごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でこんな言葉が出てきたのか解らない。

だけど泣きながら、私の口をついて出てきた言葉はそれでした。

認めたくない………でもあたしの魂はすごく喜んでるし

あたし自身も物凄く居心地が良くて

ココから一歩も動きたくないって事は、

やっぱそういう事なんだろうなぁ………

何なら死ぬまでココに住み着きたいくらいの勢いだし。

 

 

 

ある程度写真を撮りまくった所で更なる異変に気付く。

……………?わ、何だあの雲!

凄いからとりあえず写真撮っとこ。

コレ武田信玄……?に見えるんだけど何なんだろ。

……………はっ!武田信玄!??あれ待てよ………

ノリノリのりちゃんが何か武田信玄に関する事を言ってたよね……何だったっけ?

でも、何であたし武田信玄が気になるんだろう

つーかモトさんならともかく、あたし特に接点は無いだろ(汗)

 

モトさんは同業で、武田家の正当な家系のお方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私「素戔嗚さん、いるー??ねぇちょっと聞きたいんだけど。」

 

 

 

素「いるぞ。何だよ。」

 

 

 

私「もしかしてあたし、武田信玄にも呼ばれてたりする?^^;

 

 

 

素「…………そう思うんだったら行ってみればイイんじゃねぇの?」

 

 

 

私「うわぁ………やっぱノリノリのりちゃんのあの話はフラグだったのか

でも確かあの人が推してたのは源氏の神社だったよね?」

 

 

 

素「あのなぁ…………今更だが、お前の思った事が正解だ。

お前がアレを見て、真っ先に浮かんだのは何だ?」

 

 

 

私「長野業正(ながのなりまさ)、井伊直政武田信玄、のどれかかな?って。」

 

 

 

素「……なら、ノリノリのりちゃん……てか長げぇな(汗)

面倒臭せぇからもう家紀(いえのり)ちゃんでイイだろ、家康好きだし。(すいません)

でその、家紀ちゃんがそれらの話を振った時

お前が気になったのは信玄と源氏のどっちだったんだ?」

 

 

 

私「どちらかというと信玄さんの方かな。

直政さんは旧家臣とその赤備えを受け継いだわけだし。」

 

 

 

素「なら、それが答えだろ。別に行きたきゃ神社でも墓所でも何処へでも行くといい。

運転するのは俺らじゃないんだからな。お前の好きにしろ。

明日回る予定だったココと高崎城にはもう来たんだから、

ちぃと時間の余裕は出来ただろ?」

 

 

 

私「……………………………………

甲府だったよね?車戻ったらちょっと調べてみるわ……

 

 

 

 

 

 

ココにいる間だけは他の事を考えたくない。

とりあえず、何となくでもこの土地から歓迎されてる事だけは解ったし

あたしの中にある井伊直政の魂が、

ココへ来たかった理由は何かよく解るんだよ……ここ、すっげぇ居心地良いし。

何なら朝から来て一日中ボーっと座って過ごしたいくらいだわ。

城跡は他にも回ったけど住み着きたいとまで思ったのは生まれて初めてだし

今の所ココだけだわ……………家、帰りたくないなぁ………

 

 

 

………………………………………

……………………………………

だけど、あたしにはまだ今のあたしを必要としてくれる人がいるし

あたしを支えてくれる人もいるわけだし、

あたしがやりたい事はココではやれない。

……いつまでこの仕事をやれるのかは解んないけど、

やれる内はこの仕事を続けたいんだよねぇ。

 

 

 

直政さんが言ってた。

「これはお主にとっての戦であろう?」って。

沢山の人達が命を懸けて、ここで散った。

みな己の信念に従って一生懸命生き抜いた。

現代のあたしは、命を獲られるわけではない分

この当時に生きてた人達よか全然マシなわけで。

…だったらあたしも、命懸けで事を成そう。

志し半ばで倒れるかもしんないけど

あたしはあたしの戦をしよう。

 

 

 

 

 

 

私「野郎共、出陣じゃあ〜〜〜!ヽ(`Д´)ノ」

 

 

 

素「いきなり何なんだよオマエ!(; ̄Д)

まぁ落ち着け。ココじゃ仕事は出来ねぇだろ?(汗)

……ちったぁ気持ちの整理がついたか?」

 

 

 

私「うん。…………………あたしココ大好きだから機会があったらまた来るよ。」

 

 

 

井「…………………………………

『将』とは孤独なものなり。」

 

 

 

素「……あきよ。一つだけ言っておく。それはあの頃の直政も同じだ。」

 

 

 

私「…………だよねぇ……………

…………………………………………………

…………………………………………………

…………………………………………………

あはは!時代が変わっても同じ事で悩むんだ、あたし(笑)」

 

 

 

素「ホントにな。だがあの頃と今は違う。

『兵法』自体はあの頃より増えてるし、

『部隊』は全員お前の事を理解してる。

…………物理的な干渉はほぼ出来ない、って所も違う箇所ではあるけどな。(´д)ゞ」

 

 

 

私「ぶはは!何だソレ(笑)

でもさ、だからこそ戦の仕方も変わるって事だよね?

………………ふぅ〜〜…………………

………………………………………

いっちょ、行くぜ!!!」

 

 

 

井・忠「御意」

 

 

 

素「オマエそれ『バンケツ』における俺のセリフじゃねぇか(; ̄Д)

そのネタ誰が解るんだよ!(汗)」

 

誰も解らないネタでスミマセン

 

 

 

私「あはははは!!!(笑)

やっぱあたしのパートナーは素戔嗚さんしかいないわ。

どのネタ振っても応えてくれるし、ちゃんと突っ込みも入れてくれるし。

いつもありがとね!素戔嗚さん^^」

 

 

 

素「…………………………||||| ( ̄ロ ̄;) |||||||

 

 

 

井・忠「素戔嗚殿も苦労するでござるな。」

 

 

 

 

 

 

箕輪城をむちゃくちゃ堪能した所でホテルに向かう。

……………ありがとう箕輪城!!絶っっっ対にまた来るからね!

……はイイんだけど……ホテルまで三時間くらいかかるのかなぁ(泣)

………………………………………

……………………………………

 

 

 

あれ?こっから一時間くらいでホテル着くの!??嘘ぉぉ!

てかあのホテル、箕輪城からそんなに近かったんだ

え、……って事は館林城の事を考えてあっち寄りにしたつもりなのに

実は館林城よか箕輪城の方が近かったって事!??(ll゚д゚)

はぁーーーーー!??何だそのオチ

 

 

 

 

素「だから言っただろ。丁度良い頃合いになるって(笑)」←

 

 

 

 

 

正直、眠気が限界でホテルに着くまで堪えられるか心配だったのですが

帰宅ラッシュにブチ当たったにも関わらず渋滞にドハマりするという事も無く、

奇跡的に1720分頃には無事到着したのでありました。

その間、色んな方々からメッセが届いてたので

チェックインした後全員に返したんですけど…………

 

 

 

着替えもせずベッドに横たわって返信していたせいなのか全く動く気にはならず、

素戔嗚さん達の「寝るなら飯食ってからにしろ!」という一言に

「うん解ってるよ、お腹空いたーー!持ち帰りでこの辺りのご飯買いに行くね。」

と答えたくせ、そのまま丸10時間も爆睡してしまいました(;)

途中で目が覚めるという事もなく

こんだけガッツリ寝たのはかなり久しぶりな気がする…

 

 

 

当然の事ながら、起きたとき素戔嗚さんから

「飯も食わずに寝やがって!コラー! ( Д´)ノ」

………というお叱りを受けた私(汗)

しかも朝食バイキングにも行かずホテルを出てしまったため

その後強制的にコンビニに寄らされる事となりました…(~_~;)