つぶやき

某所で神託をしています。

一泊二日・その⑤

朝食バイキングも行かずホテルを出てしまったため

強制的にコンビニに寄らされた私。(汗)

今日も移動しまくりだから今だけはガッツリ飯を食え、と言われたにも関わらず

一刻も早く榊原康政さんの墓所へ行きたかった私は

運転しながら食べてもソースやら何やらが溢れない物、にしたかったため

チーズ入りチキンナゲットとポテトが一緒になった物を購入し、摘みながら墓所へと向かう。

 

 

 

 

 

 

井「このチキンナゲットという食べ物、美味でござる!!」

 

 

 

忠「美味!!中のタレ(笑)がトロトロしておるでござる!!」

 

 

 

井「忠勝殿、それはチーズという食べ物でござるよ^^」

 

 

 

忠「ちぃず??とは何ぞ、直政。」

 

 

 

井「牛の乳からこしらえた物でござる。」

 

 

 

私「えーと………直政さんが言うには

一応日本にも似たような物があったらしいんだけど何つったっけ?(汗)」

 

 

 

井「蘇(そ)でござる。拙者、平安時代頃に蘇という食べ物があったと教わったが

我らの時代には牛よりも馬の方を重視しておった故、食す事は無かったのでござるよ。」

 

 

 

私「………だそうです^^;

直政さんは大好きなんだけど……忠勝さんも気に入ったかしら?」

 

 

 

忠「うむ。現代の物は何を食してもいとうまし!」

 

 

 

私「それなら良かった。直政さんには言ったんだけど、

面倒臭いからあたしが食べてる物は横で勝手に食べちゃってもいいからね。

………さてと。康政さんに会いに行くか!」

 

 

 

忠「ありがたき幸せ(TдT)

 

 

 

 

 

 

今回、私が一番行きたかった所。

計画を立ててからというもの、一体どれだけこの日が来るのを待ち侘びた事やら

ホテルを出てから一時間半ほどで善導寺に着く事が出来たのですが。

 

 

 

 

 

 

……………遂に来た!!

榊原康政さんの墓所があるという、善導寺

うわぁ………程よい紅葉で何かイイ感じ。

初めまして。お写真いっぱい撮らせてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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うは、ココも行基が開創した所かよ(汗)

……しっかし、行基・家康と

行基が開創した所と家康さんが改修した所とはホント縁があるなぁ……

でも不思議と、日光東照宮とは全くご縁が無いんだよね。

行基が立てた大仏がある東大寺には、修学旅行で既に行ったっていうのに

……ある機を境に、やたら家康さんが建てた、とか

改修工事をしたとかいう神社仏閣へ出入りする事が多くなったのも

今にして思えばこういう事だったのかぁ……

んなこと夢にも思わなかったけど。

 

 

 

 

 

 

 

私「あれっててっきり素戔嗚さんが呼んでるものだとばかり思ってたけど、

あれはあたしの中にある直政さんの魂と家康さんが呼応してたんだね。」

 

 

 

素「心配すんなよ。その内日光にも行く事になっから。(笑)」

 

 

 

私「………………………………………

まだ酒井忠次(さかいただつぐ)さんのお墓参りも残ってるし

木俣守勝(きまたもりかつ)さんのお墓にも行きたいし

新野左馬之助(にいのさまのすけ)さんのお墓にも行きたいし

松平忠吉(まつだいらただよし)さんのお墓参りにも行きたいし、で

あたし日光行ってる暇とかあるのかな

 

 

 

素「あはは!(笑)………それちゃんと全部行けるから大丈夫だぞ。」

 

 

 

私「まぁとりあえず今は康政さん!

………『魂の双子ちゃん』だから、こんなに会いたくなるのかなぁ………んじゃ中入るね!」

 

 

 

 

 

 

中へ入ると意外に御本尊様が沢山あったので

丁寧に一つ一つ回る。……………ん?あれ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弁天ちゃん(以下・弁)「いらっしゃい。

こんな遠くまでよく参られましたねぇ、ホホホ

 

 

 

私「!?Σ(゚д゚;)

ココの弁天ちゃん、何か違う

いやベースは同じなんだけど、品があるというか何というか…………

 

 

 

井・忠「おおお!弁天殿は別嬪(べっぴん)でござるな。(゚o゚;;

 

 

 

素「お前ら幼児体型が好みかよ(笑)」

 

 

 

弁「ホホホ父上は相変わらず手厳しゅうござりますな

無骨な父上にはあっきーさんのような方のほうが丁度良いのでございましょう?

武神の魂は、同じく武神の魂の方が相性がおよろしいようで

 

 

 

私「………何か違う………(; ̄Д)

いつもの弁天ちゃんじゃないからめっちゃ調子狂うわ。」

 

 

 

素「あき、目的はココじゃねーんだからとっとと次行くぞ!(ーー;)

 

 

 

弁「あら、もうおいとまなさるのね

あ、あっきーさん。あちらの弁天様と諷ちゃんに宜しくお伝えくださいまし

 

 

 

井「弁天殿!康政を宜しく頼む。」

 

 

 

忠「拙者からもお頼み申す。では、これにて失礼。」

 

 

 

弁「………………………………………

同じ武神の魂でも、其方達はどこぞの神とは違って

礼儀正しいのでございますね素敵ですわ

承知致しましたのよでは、ご機嫌よろしゅう〜♡♡

 

 

 

私「…………………………………(;)

あたし、いつもの弁天ちゃんの方がイイかも。」

 

 

 

素「だからとっとと次行くぞ、っつったんだよ(; ̄Д)

………いいか?色々と時間喰っちまうから

ここの神仏とは挨拶だけにしておくんだぞ??

おいコラそこの武将コンビ。お前らもだ。」

 

 

 

井・忠「面目ない(汗)」

 

 

 

 

 

 

 

素戔嗚さんから三人まとめて釘を刺されたため、挨拶は簡略化して奥まで進む。

………あれ?……………ん???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だコレ。えーっと、なになに……………

……………………………………………………

え、そうなん??やる!やるやる!!

んーと、手順は…………

 

 

 

安らぎの鐘を鳴らす事が

康政さんやその他の方々の供養になるんだったら、やるしかないじゃん。

……………最後にココで合掌したまま一礼して、……………

加減が全然解んないけど多分これくらいの力で大丈夫なはず

康政さんに届けッ!えーーーーい!!

 

 

 

 

ゴワァーーーーンという、柔らかい音色が辺りに響く。

気合いを入れた割には予想外に音が出なかったため手加減し過ぎた感が否めず、

「やっべ!失敗した!??( ̄◇ ̄;)……なんて思っていたら

 

 

 

 

 

 

 

素「おーー、イイ感じ。財賀寺の時も思ったんだがオマエ鐘楼鳴らすの上手いな。

さすが元僧侶(笑)」

 

 

 

私「ほんと??でもちょっと力が弱かった気がするんだけど

 

 

 

井「いや、大き過ぎず小さ過ぎず良い塩梅でござるよ

 

 

 

素「デケェ音が出りゃいいってもんでもないんだわ。

鐘楼の音(ね)もそうなんだけど、どちらかというとその、

鳴らす時の『想い』の方が大事なんだ。

当たり前だが、その『想い』も音色に乗るからな。」

 

 

 

私「そういうもんなんだ。んじゃいっか。

本殿参拝したら、いよいよ康政さんの所だね。」

 

 

 

井・忠「…………………………

 

 

 

素「…………………………あき、あのな。」

 

 

 

私「??」

 

 

 

素「どーでもいいけどコレ、手順としては時計回りに回ってくのな。

……………オマエいま反時計回りで回ってっただろ!!!ぶははははは!!!

全然気付いてねぇでやんの!!アホだろ!!(爆)」

 

 

 

私「何だとぉーー!??Σ(Дlll)

何でやる前に言ってくれんかった!!?

言う暇めっちゃあったでしょーが!!(泣)」

 

 

 

素「………だってオマエ、ちゃんと立て札の手順見てただろーが!(笑)

……右回りと左回りを間違えやがって……ギャーーーハハハハ!!」めっちゃ大爆笑

 

 

 

井・忠「……ぶははははは!!!(爆)

もう辛抱たまらん………あき殿が真剣だった故、

拙者たちも声を掛け辛かったでござるよ(笑)」

 

 

 

私「武将コンビ、酷っっ!(TдT)

わーーーん、もう一回やり直すーーーーー!!(泣)」

 

 

 

素「おいコラ俺の話聞いてなかったのか?(д)

鳴らす時の『想い』の方が大事なんだ、って今言ったばっかだろーが!(汗)

…………………………………………

………………………………………

……………………………………

 

 

 

アーーーハハハハハハ!!俺らがこんだけ大爆笑してっから

全然やり直さなくても大丈夫だろ!!(爆)

大事な所で盛大にやらかすとか、オマエ俺らを笑い死にさせる気か!!

何でそうオマエは俺らを笑わせる術に長けてんだよ。

笑い過ぎて死ぬ、死ぬ〜〜〜!!ヒーーーー(笑)」

 

 

 

私「…………………………orz

 

 

 

 

 

 

 

素戔嗚さん達から散々笑われた後、本殿でご挨拶。(泣)

………初めまして。本日は榊原康政さんのお墓参りに来ました。

お招きいただき、ありがとうございます。

では早速、参らせていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深く一礼して、待ちに待った康政さんのお墓の方へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………

………………………………………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私「康政さん!!」

井「康政!!」

 

ほぼ同時でした。

 

 

 

 

 

私達?がそう叫んだ瞬間、それまで曇り空でどんよりしていたのに

突然雲が切れ、太陽の光が思いっきり差してまいりました。

私はそれが合図のようにダッシュで墓前へと駆け寄り、号泣。

合掌してちゃんと挨拶しようと思ってたのに

私の計画は康政さんのお墓の前では、全て総崩れとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………解る。康政さんから何かを言われてるのがよく解る。

脳を介さずダイレクトに魂に伝わってるため解読が追いつかず、

だけどもう解読とかどうでもいいくらい胸がいっぱいになり

ただただ、そこにヘタり込んでしまいました。

………後から後から涙が溢れてきて止める事が出来ない………

あたしのどっからこんな涙が出てくるんだよ。

その間、一瞬だけ康政さんの画を捉えたのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………ああやっぱり、旦那なのか………

直政さんが言ってた通りホント康政さんと瓜二つなんだね、旦那………………

あたしココでそれを確かめたかったんだよ。来て良かった!

 

 

 

 

 

私「康政さん、ごめんねぇ…。あたしはあたしなりに一生懸命頑張ったんだけど

それが逆に旦那を追い詰めたのか、こんな事になっちゃって……

あたしパートナーのくせに、旦那の自閉の前では結局何も出来なかったよ…。

何も出来なくてごめんね。

 

 

 

 

 

私の精神状態がくちゃくちゃだったせいなのか、

気配はあるのに私リアルタイムでは何も聞き取る事が出来なかったのですが。

車に乗り込んだ後で『記録』を取り出して解読+素戔嗚さん訳によると

その時、以下のような事を仰られてたそうです。

(武将さん方の言葉は解読に時間を要するので素戔嗚さん訳があって助かりました^^;)

 

 

 

 

康政さんは、穏やかな顔で笑いながら

 

 

 

 

此度はよく参られた。

伴侶の事は是非も無し。

これは伴侶自身の問題である故

主は責を感ずるべからず。

転生後の拙者の魂に、尽力した主のご厚情痛みいる。

 

 

(素戔嗚さん訳)

よく来た。

ユッキーの事は誰が悪いわけでもない。

これはユッキー自身の問題だから

お前が責任を感じなくてもいい。

ユッキーに対し全力を尽くしたお前の思いやりに感謝する。

 

 

 

康政さんのお言葉で更に泣きながら、今度は館林城へと向かいました。