つぶやき

某所で神託をしています。

脳は自分も他人も華麗に騙す・⑤

千代女ちゃんの過去をちょっとだけ教えてもらった数日後。

なんと出店先に古巣で一緒だった冨岡さん(仮名)が

私のセッションを受けに見えられたんですけど。

内容を聞いてビックリ。………でもなんか違う………

……………………………………………………

…………………………………………………

ああ解った、そこの違いか!!

 

 

 

 

 

私「えっとね、冨岡さんなら全然大丈夫ですよ。

その、自分の感覚をそのまま信じてくださいね。^^

……ちゃんと世の流れを感知出来てるじゃないですか(汗)」

 

 

 

冨「ホントぉ〜〜!?(TдT)

とりあえず動き出す時期ではあるのか。

あたし焦っちゃうからダメなのかなぁ〜(汗)」

 

 

 

私「あ、焦らなくても世の流れが解ってるんだったら

自分のペースでそこやってきゃイイだけなんで大丈夫です〜。

とりあえず、やろうとしてる事を一旦全部紙に書き出して

それらの優先順位を決めるといいですよ。

……五感を使った方が、より落とし込みやすいので

とにかく頭の中にある事は全部"書く"癖を付けるとイイですよ〜〜。

動きやすくもなるんで、是非やってみてくださいね〜。」

 

 

 

冨「ありがとぉーーー!!(*´;ェ;`)

うん、自分を信じて頑張るね!」

 

 

 

 

 

 

冨岡さんは自分の気持ちの整理を付けるためにひたすら思いの丈を話し、

出尽くした後はスッキリした感じで帰られたのですが。

 

 

 

 

 

 

素「珍しいじゃん。オマエ『自分に自信が無いっていう人が欲しい言葉』

なんてめったに口にしないのに。(笑)」

 

 

 

私「あの人は同じ『自信が無い』でも、九鬼さんみたいに

『自分のネガティブな面を受け入れて上手く付き合おうとしてる』から言うんだよ。

何というか………悲壮感が無いのね。

あんなに穏やかに自分のネガティブな面を受け入れて話す人は初めて見たかも。

それだけじゃなくて、あの人はメタ思考が出来てるんだよ。

だから『自分を奮い立たせるために』ココに来た。

てか、そのために素戔嗚さん達がココに呼んだんでしょ。……違う?」

 

 

 

素「あっははは!!まぁ本人も解ってたみたいだしな。

……こうやって見ると、千代女との違いがよく解るだろ。」

 

 

 

私「うん………何ていうか、ビフォー・アフターって感じだよね。

……千代女ちゃんも、いずれはああいう風になるのかな……

残念だけどあたしが彼女に出来る事はもう無いわ。

きっと今頃、あたしが鬼みたいに見えてるんだろうなぁ。(;)

まぁ否定はしないし、気持ち、解らんでもないけど。」

 

 

 

素「何言ってんだ。お前そもそも元は井伊の赤鬼だろが(; ̄Д)

 

 

 

井「………………(汗)」

 

 

 

私「その『鬼』じゃないでしょ。(-_-;)

…………"分離"ってホント厄介なんだねぇ…………

あたしが言う事じゃないかもしれないけど

素戔嗚さんとお話が出来てなかったら、あたしもああなってたって事か。

あたしも脳にはすっかり騙されてたしなぁ……

 

 

 

武「主は儂と会うた時から何も変わらぬが

 

 

 

康「……………"根本"は何も変わってはおらぬ。」

 

 

 

忠「その"分離"とやらは、自覚は出来ぬのか?」

 

 

 

私「自覚は…………………本人にはし辛いね。

千代女ちゃんの場合はあたしの時と同じだからよく解る

完全に分離してるわけじゃないから厄介なんだよ。

何ていうかあたしは素戔嗚さんがしつこく"問う"をやってくれたおかげで

ようやく理解も自覚もしたわけなんだけど、

"先に言葉あり"なんて訳が広まってるのもあって

余計に、本人には認識し辛いのね。

 

 

 

あれは"先に言葉あり"じゃなくて"先に振動あり"が適切なんだけど。

魂から来る"思い"、っていうのもヘンだけど

『言葉を必要としない』『感情(振動)』のみ、なのに対し

エゴ………固定観念から来るものは"思考(言葉)"が無いと出てこない。

 

 

 

"魂の思考"は腹の底から、"脳の思考"は頭の方から生み出されるんだよ。

人が怒る時、『脳と魂の思考が同じ』なら

怒りは腹の底からと脳からとの両方で生み出されるから

どちらかというと"叱る(正論や愛)"の言葉が口から出てくるんだけど、

図星を突かれて"怒る(エゴや固定観念からのジャッジ)"の場合は

魂(腹)には"プライド"とか"見栄"とかの概念が無いし、それが何かも解んないから

"感情(振動)"を生み出す(表現する)事が出来ない。

つまり無反応(振動しない)、なんだけど。

 

 

 

脳には"プライド"などの概念があるから

『私の"プライド"を傷付けるもの』っていう悪ジャッジをして

"脳だけで怒りを生み出す"んだよ。

辻褄が合わない言葉が出てきたり『死ね』とか『消えろ』とかいう

もう論理的ではないものが出てきたり

"無理やり自分が出来てると思い込んでいるもの"…………

"他者が関与してて実際には断言出来ないこと"なんかを

『根拠として』引っ張り出してくるのね。

頭がカッとなる、はまさにコレなの。

 

 

 

言いたいことや自分の気持ちを『胸の辺りで』止める癖が付いてると

激しい感情以外は全て『脳から無かった事にされる』んだよ。

だから通常は気付きにくい。いつも通る道を運転してて、

『あれ?こんな所に店がオープンしてる』

………って気付くパターンと同じかな。

『普段から魂の振動を切り捨ててる』のと一緒なのね。

『自分から意識しないと』気付きにくいんだよ。

だから意識も低くなって、益々気付きにくくなる。……悪循環だよね。

 

 

 

今あたしがこうやって自分の気持ちを素直に話せるようになったのも

自分の素直な気持ちに従って行動出来るようになったのも

色んな能力が上がったのも、全部素戔嗚さんが根気よく

あたしの固定観念を剥がすお手伝いをしてくれたからなワケでありがとね。」

 

 

 

素「俺が『独立』してまでお前にビタ付きになった理由は解ったか。(笑)」

 

 

 

私「うん解った。…………だから貴方は氏神さん達みたいに

神社にいる神様とは違う形で視えてるんだね。」

 

 

 

忠「なるへそ、解り申した!」

 

 

 

康「まこと解しやすい(_;

 

 

 

素「コイツ馬鹿だから解説すんの苦労したんだぜorz

 

 

 

井「素戔嗚殿も苦労が絶えぬでござるな(汗)」

 

 

 

忠「して、千代女殿の『さま』は如何なものであるか?」

 

 

 

私「完全に"分離"する、二歩くらい手前かな?」

 

 

 

素「うん、それくらいかな『向こうの連中』が頑張ってはいるみたいだが。」

 

 

 

武「千代女の場合は持ち越しの割合が大きいのではないか?」

 

 

 

井「…………………………………………………

何にせよ"分離"してしまえば逆戻りでござる。」

 

 

 

素「……………………

流石にお前らにゃ解るか。千代女の出自を知ってるわけだしな。

完全に"分離"してんのがユッキー、って言えば解るだろ。

今のアイツは『脳だけでしか』動いてねぇからな。」

 

 

 

康「…………………

 

 

 

忠「なんと!それはまことか!?」

 

 

 

素「………"分離"が進んでる連中は、

あきと話をしてる間だけはそこが緩くなって割と"素"が出やすいんだが

それ以外の所では助言を全く意識をしないヤツが多いから

そういう奴らはすぐ元に戻るのさ。………そして"分離"が進む。

普段通り、『こうしなければならない』『こうするべき』『こうして当たり前』など

ジャッジをしながら過ごすんだから無理はないんだが………

 

 

 

お前ら武将連中だってそうだろ。

不本意ながら、そこを上手く使い分けるしかなかったんだろーが。

そりゃそうだよな。『ありのままの自分でいたら即・討ち死にする』わけだから。

その感情を遮断しなけりゃ主君の命は守れねぇし。

『人としての感情』をその間だけは捨てなきゃ人なんて斬れんだろ。」

 

 

 

私「……………ついこの間それを経験したばかりだから耳が痛いわ……………(;)

ホント、貴方たち武将さん方は『そこの使い分け』が凄いよね。

だから信頼されてたんだろうけど。信玄さんなんて特にそうじゃん。

………………………………………………

………………………………………………

………………………………………………

望月千代女の処遇は、ああするしかなかったんだよね

だから『ソレ』を条件に色んな事を施したんでしょ?

 

 

 

身寄りが無い、ってのは本当だったんだ。

"望月千代女"を名乗ってはいるけど

血自体は望月家(滋野氏)でも武田家でもないもんだから出自が不明なままなのね。

そして信玄さんが『やむを得ず』望月千代女の史実を

後世に残さないよう、お触を出したから

現代にはまともな記述が残ってないんだ。納得。

………信玄さんの"多方面に対する思いやり"、だよね……

そしてそれは『信玄さんだから』出来た事なわけで。」

 

 

 

武「……ゴホン。」

 

 

 

私「…………………………………………

戦災孤児の行く末なんて、あの時代なら余計に想像つくよね。

信玄さんは、戦が原因なのもあってソコ放っとけなかったんだ。……凄いな……

あたしは正直、信玄さんが病で倒れてなきゃ

家康さんじゃなく信玄さんが天下を取ってたと思ってるよ。

他の戦国三英傑は皆、凄い武将さん達だとは思うし敬意も表するけど

何というか………信玄さんだけが別格なんだよねぇ。」

 

 

 

武「世辞を申せど何も施さぬぞ?(//_//)

 

 

 

私「お世辞とかじゃないよ。何だろう………"感覚"、かな。

信長さんは好きだけど恐怖政治なトコがあるし

秀吉さんは好きでも嫌いでもないけどイヤ〜な狡賢さがあるし

家康さんは同じく好きでも嫌いでもないんだけど

賢さ度合いが信玄さんとは違うんだよねぇ。

"人を思いやる"気持ち自体は二人とも同じくらい?なら、

あたしは信玄さんの方に軍配が上がるってだけだけど(汗)

でもね、本音を言ってもいい?」

 

 

 

武「良き。」

 

 

 

私「みんながタッグを組めばもっと早くに、

イイ世の中が出来てたと思ってる。

信長さんの斬新な発想と先見の明、秀吉さんの狡賢さ、

家康さんの任侠心と柔軟性を、信玄さんなら上手く使いこなせると思うし。

…………………………………………………

……………………………………………………

 

 

 

魂の癖かぁ…………"分離"とダブルで厄介だから

これ以上あたしが千代女ちゃんに出来る事はもう無いわ。

"分離した人"を減らすために、あたしはこの仕事をやってるってのに

あたしの"程度"ってまだまだこんなもんなんだ。

表面すら剥がす事が出来なかったとかマジで悔しいわ〜。

やっぱ"体感"が、何処までいっても課題なんだ……どーしよう(泣)」

 

 

 

素「待て待て、自分を過小評価すんな(; ̄Д)

お前はお前で色んな人の助けにはなってんだぞ?

………………今回はダメだったが、

そもそもお前を千代女一人だけに割かせてるヒマはねーんだよ。

その時間と労力で一体何人の手助けが出来ると思ってんだ。

放っといてもどうせ後から千代女は『上がってくる』んだから

とりあえずは目の前の客にだけ集中しろ。」

 

 

 

私「………そうだね、あんま時間は無いんだっけ。解ったよ。

だから新店ではガンガン人を呼んでくれてるわけだしね。」

 

 

 

素「千代女に割いてた分の皺寄せもきてるからな悪りぃが、他を頼む。」

 

 

 

私「ういさ。………よーーし、やってやろうじゃないの!!ヽ( `Д´)ノ」

 

 

 

 

 

 

千代女ちゃんとの事は残念だったけど

流石に『動かない人』に割く時間は無いので

一人でも多くの人に『占い師を頼らずとも人生を楽しく生きられる方法』

が伝えられるよう、頑張ります。

……………千代女ちゃんの『動く』の認識が

あたしが普段伝えてる意味とは全く違う事に、いつ気付くかな…………