更に翌日。この日は直政さんの命日だったため絶対行くと決めてたんですが。
新氏神さんの所くらいは挨拶行ってから出発したいと思っていたため
逆方向にはなるものの、予定より約一時間遅れで家を出て
新氏神さんに挨拶した後清涼寺へ向かう事にしました。
…………旧氏神さんと道真さんトコには今日は行けないかも……………ごめんね。
新「…おはよ。今日は早いな(笑)
これから彦根へ行くのか……………………
……………………………………………………
路面がまだ凍ってるかもしれないから、あんまスピードは出すなよ?」
私「うん、ありがと。んじゃ行ってくるね!」
早々に挨拶を済ませて車に乗り込んだ所で、今度は旧氏神さんと道真さんが登場。
旧「…………俺んトコは今日は無理しなくてもイイからな?
道中っちゃ道中だが、山越えしてバイパス乗るなら時間喰っちまうから
こっちに寄るんだったら帰りに寄れ。午前中の内に向こうを出発出来るだろうし。」
私「…わ、氏神さんおはよ。ごめん……………
今日だけは絶対に外せないから彦根に行かして!(>人<;)」
道「あきちゃん、素戔嗚さん、武将さん達おはようございます。
…私の所も今日は結構ですから貴方は直政さんと井伊家の方々にご挨拶してきてくださいね。
………………………………………(汗)
貴方、今日はその格好でご挨拶に行くつもりですか?死にますよ??」
私「道真さんおはよー。…うん。今日はお言葉に甘えて先に彦根行くわ。
…………てかもう今日は絶対この服で行くって決めてたし
墓参りが終わったら様子を見ながらダウンに変えるから大丈夫だよ。」
※リメイクされた羽織を着てました。
素「…………………。
コイツ、言っても聞かねぇだろうから今日はそのまんまで行かせる事にしたんだよ。
日中はそれでもイケるんだが…………問題は直政んトコ着いてからだな。」
道「素戔嗚さん、滋賀がどういう所なのかをあきちゃんにはちゃんと教えたんですか?」
素「……………………( ̄▽ ̄;)
コイツ路面が凍ってても這ってでも行く!っつってたから多分解ってるとは思うが…。
年末年始の奉納神楽用の、厚手のヒートテックを中に着込んでるし
今日はマフラーも巻いてっから足以外は多分それでもいける。」
私「今日も下道で行くから路面凍結は心配ないと思うんだけど…
むしろこんな日に高速とか走りたくない(泣)」
道「………あきちゃん。あなた冬場の滋賀をナメてますね。
貴方のお友達の友蔵さんが九州から家まで訪ねて来られた時、
心の俳句を詠まれた事覚えてないんですか。(; ̄Д ̄)」
私「………ともぞ〜…??(・・;)
……………………………………………………
…………………………………………………
あーー!!……うわ、そういや米原で何かあったって言ってたなぁ………
スタッドレスもチェーンも無しに出てきたもんだから
米原の積雪が凄くて苦労したとか何とか…。」
道「………あなた下道でも米原は通りますよね………?( ̄ー ̄;)
しかも秋に車を買い替えたばかりで、チェーンはおろか
スタッドレスとか何も持ってないでしょ…。
……一体いつになったら九州での癖が抜けるんですか!!
以前住んでいらした所よりかは路面凍結の心配をしなくていいものの、
基本的にはチェーンを装備してた方がいい所なんですよこの地域は!(怒)」
私「げ、やべぇ。もしかして今日彦根には辿り着けないって事?(TдT)」
道「チェーン無しに滋賀まで行くとか自殺行為もいいトコです。(~_~;)
…あなた墓参りに行くんですかそれとも自殺しに行くんですか。(汗)
しかも寒冷地の走行とか、した事無いでしょ貴方。
もっと言うなら三峯の時同様、『遅れた分をかっ飛ばして取り戻そう』
……なんて事まで思ってるでしょ……
…………………………………………………
滋賀県ナメたら祟りますよ!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!」
私「えーー!でも解ってたんだったらみんな教えてくれたってイイじゃん!(ㆀ˘・з・˘)」
井「…あき殿。」
私「はい??」
井「ならば拙者が『雪でもこの乗り物なら進めるのであるか?』と問えば
主はその『ちぇーん』とやらを備えたでござるか?」
私「ううん。(キッパリ)」
武将チーム「………………(; ̄ェ ̄)」
道「…ムキィーーー!!!(怒)
それじゃ、結局誰が忠告しても同じじゃないですか!!」
素「だから誰もなんも言わなかったんだよ………( ̄▽ ̄;)
コイツが実際に行って自分の目で確かめなきゃ納得しねぇヤツだって事は、
お前にも解ってただろ道真よ………。(汗)」
道「………………………………………。(=_=;)
あ、あきちゃん。山越えは八柱神社の通りに抜ける方から行かれた方がいいですよ。
エリさんのお宅付近からそのルートに向かい、
バイパスには下から乗る方が早…………」
私「ん?さっきのトコ左の方が良かったの??(汗)
でもこの時間だし国道使って良くない?」
素「……………………」
道「…………………………………?
なるほど。ではナビは無視して、
『貴方が走りたい道路』を通られるとイイですよ。
フフフ…………道中、お気をつけてくださいね。(笑)
それでは私はここらで失礼します…………」
私「??うん、ありがとう道真さん!^^」
ところが。不思議な事に、選択する道の殆どで遅い車が前を走ってたり渋滞に大ハマり。
………と思いきや突然車が進み出したり、で思うようには進めず
ようやくちょっとスピードが上げられる道まで来た!と思ったのもつかの間、
前回彦根まで行った時に虹を発見した所辺りから
超遅いトラックの後ろを走る事になったのですが。
……………………………………………
もしかしてコレ、時間調整??
………あれ何だ?………え、マジ!?(゚Д゚;)
これから更に山道を走る事になるんだけど……
てか今からあの辺り通るんだけどめっちゃ雪積もっとるし!!(汗)
私「もしかして時間通りに家出てたら途中で足止め喰らってたって事??
コレ素戔嗚さん達の時間調整パターンだよね…?(・・;)」
素「…………道路の両脇を見てみろよ。」
私「うは、全然気付かんかったけど
よく見りゃスゲェ雪積もっとるじゃん何これ!(汗)」
素「……ったく。スタッドレスは履いてねぇ、チェーンもねぇ、で
彦根に行くなら雪をどかして、かつ路面凍結しねぇよう
道路を乾燥させる以外に方法がねぇだろ。
コレでもギリギリなんだからお前あんま飛ばすなよ?
…戦国ロードはカーブが多いからなるべく遅めで走るんだ。いいな?
お前が、色んな意味でも目を疑うような光景が広がってっから覚悟しろよ(笑)」
私「………………………………………
………………………………………(ll゚д゚)
解った、気をつける。」
超遅い車とは烏頭坂を過ぎた所でサヨウナラになったのですが…
戦国ロードをちょっと走っていると物凄い量の雪が積もっていたため絶句。
…………幸い、道路上の雪は解けてるものの
まだ若干路面が濡れててどっか凍ってそうだから
ブレーキをあまり踏まなくてもイイようなスピードで行くか……
井「………あき殿は雪道を走った事が無いのでござるか。」
私「ぶっちゃけ一度も走った事は無いかも。
九州ではチェーンとか殆ど要らないんだよ。
そもそも雪が積もる事って滅多に無いし。
路面凍結とかも殆ど無いに等しいよ。
だからこっちに来た時、路面が凍るって聞いてビックリしたんだよね…^^;」
素「お前ほんとチャレンジャーだな…( ̄▽ ̄;)」
私「………いやぁ………三峯や玉置とかと違って、
まだ路面凍結の可能性は低いかなって思っての事だったんだけど
まさかこんな量の雪が積もるとは思ってなかったもんだからビックリだわ。(・_・;」
素「ちょっと日が昇って暖かくなってきたからよっぽど大丈夫だとは思うが、
米原抜けるまではまだちぃとヤバそうだから気は抜くなよ?」
私「…………………………解った。
お腹空いてきたから途中のコンビニで軽く食べる物買うね。」
素「体が熱を作れなくなったか。まぁ、軽くメシ食ってから
四時間くらいは経ってるからな…
車降りた後、あまりの寒さに凍死すんなよ?(笑)」
私「えーーそれ大袈裟じゃない??
…あ、とりあえずローソンあるからちょっと寄るね。」
………………………………………(;゚□゚)
え、嘘ぉ。何だコレ。本気で言っとる??
………うわヤバ、寒!!刺すような冷気でピリピリするんだけど。(汗)
道「………だから冬の滋賀をナメてるでしょ貴方、って言ったんですよ………。
そもそも雪は天敵の人でしょ。(=_=;)
素戔嗚さんが時間調整を入れてなかったら
貴方の命日も直政さんと同じ日になってた所ですよ全く………
………あきちゃん。貴方は自分が貴重な人材の内の一人だって事を
もうちょっと自覚してくださいね。」
私「次世代はちゃんと育ってるから大丈夫だよ!^^
てか直政さんと同じ命日になるなら、それはそれで本望だけどね。(笑)」
井「…………………………(汗)
あき殿。主はまだ死してはならぬ。
拙者の病とは違うて主は生きながらえる事が出来る故、
素戔嗚殿もそうやすやすと死なせてはくれぬでござるよ。」
素「お前にゃまだまだ次世代育成に励んでもらわなきゃなんねーんだから
俺がそう簡単にそれを許すと思うなよ?」
私「……解ってるよ!まだ始まったばっかだって言いたいんでしょ?
あたしもなるだけ頑張るから、死んだ後の小言は勘弁してね(泣)」
素「それが嫌なら『生まれてくる前にお前が決めてきた事』をとっとと遂行するんだな。(;´д`)ゞ」
私「うん、そだね。………次世代育成もだけど、それよりも何よりも
ゴリゴリの固定観念で凝り固まってる人らをほぐすのが先だよねぇ……
その辺りはお寺さんも頑張ってくれてるからあたしも頑張る!
……………………うわ寒!!はよ車であったまらんとマズいわ、これ。
…ひーーー!この分じゃダウンは膝掛け仕様から外せんかなぁ…
つーかこの寒さじゃ直政もそら死ぬわ(汗)」
一同「……………………(⌒-⌒; )」
今みたいな充実した暖房器具とかはきっと無かっただろうから
直政さんが他界した時は室内でも寒かっただろうなぁ…。
この寒さじゃ、例え室内で湯を沸かしてたとしても
そんなにあったかくはならんかっただろうし……
って考えると、ホント今って昔の人達からしてみれば
天国みたいな時代なんだよねぇ……飽食の時代でもあるし。
…改めて有り難い事なんだなって思うわ…
彦根の方へ向かうにつれ、道路脇に積み上げられた雪の量が減ってはいたものの
遠出してまで事故とか起こしたくはなかったため路面凍結に注意しながら進み
無事、清涼寺へと到着する事が出来ました。