つぶやき

某所で神託をしています。

素朴な疑問の回答

何故、昭和タイプの占い師にヒーリングは出来ないのか。

何故、ヒーラーに占いは出来ないのか。

どこまで行っても『そこ』にしか行き着かない事を、

忠勝さんの一言でまたもや痛感させられたのでありました。

 

 

 

 

 

 

忠「??素朴な疑問であったのだが『核心を突いた』とは?」

 

 

 

素「いや、イイ質問だよ。…………あき。」

 

 

 

私「はい?」

 

 

 

素「忠勝の素朴な疑問に、お前が答えられる所まで答えてやれ。(笑)」

 

 

 

忠「あき殿、お頼み申す。」

 

 

 

私「ぇえーー!?Σ(゚д゚;)

……………あ、えっとね…………………

一言で言っちゃうと、今世も過去世もひっくるめて

どれだけの事・どれだけのものを『昇華してきたか』っていう、

『昇華量』が関係してるんだよ。

………………『昇華』ってね、素戔嗚さん曰く『純粋な愛に変わったもの』なんだって。

 

 

 

……語弊を招くかもしんないけど、『腹を括った回数』とか『傷を昇華させた回数』とか

『ジャッジを無くした回数』とか『禁止事項を減らした回数』とか、とにかく

『自分にとって受け入れ難い事や受け入れ難いものをどれだけ受け入れたか』

の質量に左右されるんだよ。

昭和タイプの占い師にヒーリングが出来ないのもヒーラーに占いは出来ないのも

それらの回数が少ないから、がまず根底にあるのね。

 

 

 

…………っていうと難しく聞こえるかもしれないけど、要は

『そこに注げる愛情の量』が違うっていうだけ。

言い方変えると、単なる『得手不得手』でもあるんだけど。

……………………………………………………

肉体的な要因からどう頑張っても不可能な事、でない限りは

得手不得手なんて有るっちゃあるけど無いっちゃ無いんだよ。

殆どの事は反復練習で何とでもなるんだけど………

そういう人達はその『反復練習にすら注ぎ込むだけの愛情』が無いのね。

 

 

 

だからってそういう人達の愛情が足りてないんじゃなくて

本当は持ってるはずなのに『別な事に消費』してたり

『何らかのエネルギーが加わって愛ではないものに変わってる』だけなんだよ。

だから『昇華量』が必要になってくるんだけど。

………その大きな要因は先入観とか固定観念にあってさ。

 

 

 

先入観は単なる食わず嫌いな事もあるんだけど

結局は形が違うというだけで、固定観念とほぼ変わんないかな。

……固定観念はね……それが多い人ほど『心の傷』が多かったり

『受け入れられない物事』が多い事を指してて、

違う角度から見た場合は先入観と一緒で『愛』が『誤認識』に変わったっていうだけ。」

 

 

 

忠「それは素直である故の事ではござらぬか?」

 

 

 

井「忠勝殿。素直とは違うて、恐らくあき殿は『鵜呑み』の事を申しておるのかと。」

 

 

 

私「そう、それ!!!…………ああなるほど。

あたしが小さい頃から納得いかない事には反発してきたのって、

直政さんがそこを落とし込んでくれてたからなのか………ありがとね。」

 

 

 

康「なるほど、確かに素直と鵜呑みは違うでござるな。」

 

 

 

忠「さようか。心得た。」

 

 

 

私「………………………………………

厳密には、昭和の教育が『強制』とか『脅迫』みたいなものだったから

殆どの子供たちは鵜呑みにする以外の方法がなかったんだろうけど

素直と鵜呑みは明らかに違う。『素直』には

『とりあえず参考にはするけど自分はこう思う』があるけど、

『鵜呑み』は文字通り丸呑みする事だからそこが無いんだよね。

『気持ち的には納得いかないんだけど言う通りにするしかない』

……っていう表現が適切なのかな。

 

 

 

鵜呑みにする、っていうのは『自分の正直な気持ちを押し殺して無理矢理叩き込む』

っていう事と同義だから『受け入れた』事にはならないんだよ。

『自分で納得して』『受け入れ』なきゃダメなんだ。

そこには『メリットもデメリットも理解した』とか

『メリットもデメリットも受け入れる覚悟が出来ました』が無いんだよ。

その二つはセットだから、片方が納得出来ない状態での『受け入れる』は

『愛』でも『素直』でもなく『鵜呑み』でしかないのね。

 

 

 

………忠勝さん。厳密に言うとね、ヒーラーの中には占いが出来る人もいるんだよ。

もちろん、昭和タイプ"以外"の占い師にだって

ヒーリングは出来るし実際にやってる人達もいる。

そういう人達ってさ。直接話を聞いてみるとホントによく解るんだけど、総じて愛が深いのね。

ぶっちゃけた話、あたしもヒーリングをやってはいるんだけどさ。

あたしはそういう人達には敵わないし、あたしにはそこまでの愛は無いんだと思う。

だからあたしはヒーラーでも占い師でもないんだよ。」

 

 

 

素「おいコラ、誤解を招く言い方はヤメロ。

お前の場合は自分の愛が分散する事で

リーディング内容が中途半端になんのを嫌っての事だろが。

つーかホントは色んな事が出来るのにさ。

お前は神託に特化させたいが故に、他の事はやらないってだけだ。」

 

 

 

私「いや別に謙遜してるわけじゃなくて、

あたし今のところ神様カードが一番好きだから他の占術には情熱が向かないの(^^;;

………てか、ザックリでも他の占術と同じ事がカード一個で賄えるもんだから

あたしの中では『コレでいいじゃん』ってなっててさ(汗)

詳しく見てもらいたいっていう人には

あたしお気に入りの専門家を紹介すればいいだけの話だし。

あたしゃお客さんが『昇華』出来るんだったらぶっちゃけ何でもいいんだよ。

何が何でもあたしが『昇華』のお手伝いをするんだ!なんてハラもないしね。」

 

 

 

素「それだって立派な『愛』だろ。

そういう意味でもお前はヒーラーなんだって。まぁいっか。

忠勝。『癒し』っていうのはな、広義では確かに『浄化』が含まれる所もあるんだけど

その真髄は『真如』なんだよ。『悟り』の方が解りやすいのかな。

さっきさ、あきは占い師なのかヒーラーなのかカウンセラーなのかっていう話が出てたけど

そのどれもが『苦からの解脱を手伝う職業』である事に変わりはないから

あきは『括りなんてどーでもいい』って言い放ったんだわ。

 

 

 

ただな。そこが多くの人が誤解する所でもあって。

『苦からの解脱』ってのは『二度とそれが出てこないようにする』事を指してるから

『浄化』じゃ意味が無いんだよ。

『昇華』でないと、クライアントはいつまでもループにハマる事になるんだ。

一方で『昇華』さえ出来れば、どの人も二度とその『傷』で苦しむ事は無くなる。

これって大きく違うだろ?

 

 

 

これだけだとピンとこねぇだろうから例えを出すが

あきは幼少期から成人して家を出るまでの間、

母親からの虐待を死ぬほど受けてて傷だらけだったんだけど。

コイツはその傷を、俺と話せるようになる半年前に自力で昇華させたんだわ。

 

 

 

自力で昇華させられたとはいえ、ガキの頃からそれまでの間はもう

母親に対する積年の恨みが凄いのは解るよな?

その分、昇華させるまでの時間はかかったが

それでもコイツはその何十年もの恨みや苦しみを

一週間そこらで見事に昇華させちまったんだよ。

本来なら専門家の手を借りなきゃならないくらいの深い傷だったんだが、

自力での昇華に成功してさ。

その後コイツがその事で苦しむ事は一切無くなった。

 

 

 

つい最近、その事を思い出す出来事はあったんだが

コイツは昇華する前みたいに怒り狂うでもなく母親への憎しみをあらわにするでもなく、

『そんな事もあったなぁ。でもその経験はめっちゃ今の仕事の役に立ってるわ』

………って考えてたのをお前らも見てただろ?」

 

 

 

忠「あれはそういう事であったか

 

 

 

素「『苦からの解脱』を『苦しみを取り除く』っていう見方をすれば

確かに『浄化』もそれに該当はするわけだけど。

でもそれはあくまでも応急処置でしかなく、『気を散らせてるだけ』にしか過ぎないのさ。

だから浄化しても浄化しても同じ事で怒りをぶり返したり苦しむ事になるんだわ。

コイツは昇華の作業前に、ふとしたキッカケから悟りの世界を垣間見てた事もあって

昇華しやすかっただけなのかもしれんが。

 

 

 

『悟りの世界を垣間見る』という事は、

『この世の仕組みを理解する』という事だ。

高エネルギーの取り扱いで話に出てた『構造』っていうのはその、

『この世の仕組み』の事なんだよ。

あきはココを落とし込んでるから基本的には色んな事が出来るのさ。」

 

 

 

忠「………なるほど、心得た。」

 

 

 

私「ちなみにね。あたしが悟りの世界を垣間見た時も、

あたしの状態は素戔嗚さんとお話が出来るようになった時とほぼ同じだった。

考え事が一つだけになった時、宇宙意識とでも言えばいいのか……

それらが銀河の画と共に、一気に入ってきたんだよ。

『悟りの世界を垣間見る』っていうのは、言い方を変えると

『神仏の世界を垣間見る』と同じなの。

『悟り』が『仏性』って言われるのがよく解る。

…………そこには確かに、『高エネルギー』しかなかったよ。」

 

 

 

素「悟りを得るためには煩悩を打ち消すしかないと言われるが

その煩悩とは我欲であり、突き詰めていくと

『置き去りにされたその人の気持ちとか感情』……『トラウマの原因となったもの』

固定観念の元となったもの』の事を指すんだ。

それは過去世から受け継いだものも昇華出来ていなければ全部含まれる事になるから、

『理由も解らず嫌なこと』とか『怖いもの』なんかも出てくるんだよ。

それでそういうケースには前世療法が効くんだわ。

………死後の事まで触れると面倒クセェから今回は省くけど。

 

 

 

ただ、だからって全部が全部・前世療法でしか治せないという事もない。

思い出した方が対処はしやすいが、言いかえるとそれは

『前世では出来なかった事を今世でやるだけ』で昇華されるから

結局は『自分がやりたいと思う事』をやるしかないのさ。

それに、前世療法は前世療法でデメリットもあるもんだから

一概に前世を思い出す方がいいとも限らないんだよ。

人によっては、『現実と向き合わない言い訳』として使うヤツもいるからな。」

 

 

 

私「それじゃ本末転倒なんだよねぇ…………

しかも『逃げ癖』がついちゃってる人だと余計に

自分とは向き合わなくなっちゃうもんだからさぁ………

向き合う・向き合わないはその人の自由なんだけど

向き合わないといつまでも自分が苦しいだけなのに

 

 

 

素「結局な。言葉が違うだけで皆やる事ぁ一緒なんだわ。

ヒーラーも占い師もカウンセラーも、

『クライアントの気付き力を上げるサポート』しか出来ない。

 

 

 

『悟り』とは『気付き』。

『悟り』とは『癒し』。

『悟り』とは『昇華』。

それらは全て『受け入れること』。

 

 

 

『悟り』を得るためには『気付く』必要があって

そのためには『気付き力』を上げなければならない。

『気付き力』とは一人一人の『アンテナの感度』の事……つまり『感受性』の事を指すんだ。

このアンテナの感度は、『その人がどれだけ目の前の現実と真摯に向き合ってきたか』

『逃げずにどれだけ苦を乗り越えてきたか』で高い低いが決まる。

少なくとも、今ココにいる武将連中はそれらを沢山こなしてきたからこそ

優秀な武将として働く事が出来たわけで。

 

 

 

忠勝には、常に死者を弔う心があった。

それは肩から数珠を下げ出陣した所からもよく解るだろ。

康政には、人を思いやる心があった。

それは秀吉を挑発した戦での言動や、関ヶ原の戦い後の言動などからよく解る。

直政には、様々なものを大切にする心があった。

それは人質となった大政所への対応や、箕輪城城主だった頃の民からの信頼、

関ヶ原の戦い後の言動や辞世の句などからよく解る。

 

 

 

信玄、お前に関してはそこが一番光ってっから

俺ですら何を挙げたらいいのかが解んねーくらいだわ。(笑)

お前はこの四人の中では一番そこが解ってるだろうし。でなきゃ、

 

 

 

一生懸命だと知恵が出る

中途半端だと愚痴が出る

いい加減だと言い訳が出る

 

…………なんて言葉は出てこねぇからな。

お前らの生き方は見事だよ。だから今でもお前らのファンがいるんだろ?

それは各々が自分なりに『感受性』を伸ばしていった賜物なんだぞ。

でなきゃ、弔う気持ちも思いやる気持ちも

何かを大切にする気持ちも信頼関係も出てこねぇよ。」

 

 

 

私「そうなんだよね……耳が痛い(; ̄Д ̄)

…………………………てか、あたし何で直政さんのその部分を受け継いでないの(TдT)

 

 

 

素「いや大事な所は受け継いでるだろ。」

井「いや肝心な所は確と受け継いでおる。」

 

またまた同時

 

 

 

素「………そもそもお前の感受性は直政をベースに、更に強くなってるから

俺と話す事が可能になってんだが

『感受性が高いと生き辛い』とか言う連中がいるけど、

それは何度も言ってるようにソイツらが『感受性との付き合い方』を知らないってだけで

『感受性が強い事のメリット・デメリット』

『感受性が弱い事のメリット・デメリット』を『落とし込んでない』からそうなるんだ。

…………『落とし込んでない』という事は、『感受性に対する固定観念がある』という事だ。

 

 

 

あき。オマエ一度だけ、一時的にその感受性を失った事があるだろ。

その時オマエは初めて『感受性が弱い事のデメリット』を

身をもって知る事になったわけだが。

その時オマエは何を思い、どう捉えた?」

 

 

 

私「『クッソつまらない』。

何に対しても心が動かないくらいなら、感受性強い方が何事も楽しめるから全然イイわ!

二度と『感受性なんて要らない』なんて言わないから、

あたしの感受性戻ってきてーーー!!

………っていうのが正直な感想だった。(笑)

そもそもの話、感受性があるからこそ幸せを感じたり

物事を楽しんだりする事が出来るんだよねぇ

 

 

 

素「だから『感受性失くした者は人にあらず』っつったんだわ。

確かに感受性を失えば何に対しても傷付く事は無くなるが、

その代償として『気付き』を得る事も無くなる。

例え本人が『気付きを得た!』と思ってたとしても、

そこに感情が伴わなければそれは『頭で理解した』だけに過ぎず

『気付きを習得』した事にはならない。単に『知識』が入っただけ。

そして『コレさえやっとけば大丈夫』的なお役所対応をしてしまう人ってのは、

残念だがこの『知識を得ただけの頭でっかち』でしかないんだわ。」

 

 

 

私「そーいう人だとヒーラーも占い師もカウンセラーも向いてない、というか

ヒーリングは効果無し・占いは的外れ・アドバイスは噛み合わない、になるのね?」

 

 

 

素「半分正解だが、半分は間違ってる。

『向いてる・向いてない』ではなく、『やるか・やらないか』がその明暗を分ける。」

 

 

 

私「!??……………………『やるか・やらないか』って………もう『やってる』でしょ?」

 

 

 

素「その『やるか・やらないか』ではない。」

 

 

 

私「………あー、そういう事かぁ………

 

 

 

 

 

 

長くなるので一旦ココで切ります。