天河到着時刻:7時42分。
家を出発してから約6時間半かぁ……
途中で1サイクル仮眠してるから、実際には5時間くらいで着きはしたけど
夜に走ってきた割には時間かかってんな〜^^;
どこ行くにしても名古屋抜けてからが早いんだけど…マジ名古屋市内は鬼門でしかないわ(汗)
………なんて事を思いながらダウンを着るか羽織で良いのか
外の寒さ度合いをはかろうと、ちょっとドアを開けてみた所…………
え!…………こんな時間にご祈祷…………??
素「ココ羽織でイケるからそのまま降りて参拝しろ。」
私「………だねぇ。ただ、命日の時の彦根の方が
雪積もってたのにココより暖かいとか謎なんだけど…。(汗)」
素「風の関係かな。彦根じゃ風は殆ど吹いてなかったわけだし。」
私「なるほど。まぁでも凍える程でもないからこのまま行くね。」
この先の鳥居から上に進むと本殿
天から降ってきたという石らしいです
右から二番目の所だけが参拝中に何故か暖かかったお社
ココが噂の『神様に呼ばれないと行けない神社』かぁ。
……………………………………………………
…………何でそう呼ばれてるのかがさっぱり解らない……………。(汗)
霊山の麓にあるからなのか、確かにエネルギー自体は強い所ではあるんだけど…
何というか、三峯とか玉置の時みたいな厳格さというか威厳というか
異次元空間的な感じではない神社としか…………
…………うーん…………確かに素敵なんだけど、
『神様に呼ばれた人しか行けない神社』っていうほどではない気がする。
あたし個人としては、参拝してる時の感動はむしろ
三峯とか玉置とか須佐神社の方が大きかったかも。テンションだだ上がりだったし。
………………………………ココの主祭神て弁天ちゃんだよね。
後でちょっとその辺りの事聞いてみるかな……
………!?待てよ、弁天ちゃん!??(゚Д゚;)
て事は、もしや(汗)
本殿の前まで進み、ご挨拶をした後弁天ちゃんとお話をしようと思ったのですが
入り口は確かにココのはずなのに垂れ幕がかかっており、そこから先には進めず。
………周りを見ても人が通れそうな所はココしかないし、
だけどご祈祷の邪魔はしたくないからココを突っ切るのは抵抗があるし、
でも外の張り紙にはご祈祷中でも参拝可能だって書いてあるし…………
色んな意味でも謎過ぎるだろ、ココ。(汗)
私「素戔嗚さんコレどーすりゃいい?^^;」
素「中にはちゃんと入れるからその垂れ幕を少しめくって傍から入るといい。」
私「あ、やっぱコレでいいのね。ありがとう!」
………しかし垂れ幕を少しめくりチラッと中を覗いた瞬間
「げ(汗)これ、モロご祈祷仕様じゃん!( ̄□ ̄;)」………となったので
外でご祈祷が終わるまで待つ事にしたのですが。
素「オマエ何やってんだよ、中入れるっつっただろ!(; ̄Д ̄)」
私「だってアレまじモンのご祈祷仕様じゃん!!(T□T;)
あの人たち多分氏子さんなんだろうから、
金も払ってないあたしが図々しく中入るワケにいかんでしょ!!(汗)」
素「あれは月次祭(つきなみさい)のご祈祷だから別にイイんだよ!(; ̄Д ̄)
車祓いとかとは違うんだから誰でもその場に居ていいんだわ!!
…………でも実質、ご祈祷が駐車場まで届いてるから車祓いとあんま変わんねーけどな(笑)」
私「ちょ、笑ってる場合じゃない!(゚д゚lll)
あたし呼ばれてもいないのに中でご祈祷とか受けたら、
まるで『呼ばれてる』みたいになっちゃうじゃん!!(汗)」
素「……………オマエこの状況でソレ言っちゃう??(; ̄▽ ̄)」
武将チーム「…………」←笑いを堪えてる模様
巫女さん「あの、良かったら中へどうぞ^^」←聞こえてたのか?
私「えー!イイんですか?ありがとうございます(TдT)………失礼します。(小声)」
素「それ見ろ(笑)弁天がお前を門前払いとかするワケねぇだろ。」
私「イヤごめんちょっと待って(汗)何か申し訳なさすぎて色々と余裕が無いから
みんなちょっと黙っててね。(´Д`|||) 」
そんなわけで中へ入り、椅子に座ってちゃっかりご祈祷の列に紛れ込んだ私…………
……………うお、何だあの鈴!!(゚Д゚;)
………うんやっぱ何かココ色々と『違う』気がする………
10分くらい経過した所でご祈祷終了。
…………早速お賽銭を入れ、弁天ちゃんとお話をしようと思ってたら………
神主さん「皆さま、ようお参りくださいました。
どうぞそちらの方で直会(なおらい)を戴き、お気をつけてお帰りください。」
巫女さん「こちらへどうぞ^^」
私「……………………………………(ll゚д゚)
嘘だろぉーー!??(滝汗)
あたしココに呼ばれてたって事!??
呼ばれてたのは千代女ちゃんの方じゃなくて??」
素「二人まとめて呼ばれてんだよ( ̄д ̄)
……………ただ、お前ら人間の"呼ばれる"の認識とは全く意味が違うけどな。」
後片付けの関係で早々に外へ出た方が良さげだったため
ちゃっかり直会の御神酒と昆布まで戴き、
拝殿から少し離れた所まで移動する事にいたしました。
……………は別にイイんだけど……………
こーいう所の直会てむちゃくちゃご利益あるんだよ…?
しかも神力を分けて貰えるっていう意味合いが強いから、
あたしが神楽で参拝者に氏神さん達の力を送るのとは訳が違うんだけど!(汗)
素「このドアホ。『チカラの行き届き具合い』的にはどっちもあんま変わんねーよ。
ただ普段、お前はそーやって人に俺らの力を送るばっかだから
たまに人から同じ事をやってもらうのは全然アリだろ。
つーかお前が投げたものがお前に返ってきただけだ。」
私「…………いやぁ……………舞ってる時は『氏神さんを盛り上げる』ために必死だから
こっちは『いかに氏神さんに喜んでもらうか』が勝負なわけで、
それがそのままご利益に直結すんのが解ってる分
『繁栄されるご利益の質』の事まで考えてる余裕とか無いんだけど(TдT)」
素「ははは!…なら、今の気分はどうだ?」
私「むちゃくちゃ有り難い!!(*´;ェ;`)
しかもあたしある意味ケンカ売りに来たようなものなのに
こんな高待遇受けてもイイのかしら(汗)
そういう意味でも、呼ばれてもいないのに何かごめん!て感じなんだけど…。」
素「……………………(笑)
そうか。それが神楽の時、オマエが参拝者に与えてる『効能』なんだが…」
私「……………!……そうか、神楽で考えりゃ良かったのか……
……………何かそれでもう答えが出ちゃったから
弁天ちゃんに聞く事が無くなっちゃったわ…………。」
忠「今の話の一体何処に、答えがあったであるか!?(ll゚д゚)」
私「………………………………………
フツーに、ほかの神社と同じなんだよ。
ただ確かに『神力』とか『ご利益』と呼ばれるものの強弱はある。
……………神様は来る者拒まず。だけどあたしが知る限りじゃどの神様も人が大好きだから、
どの神社でも神様が歓迎してくれてる、呼んでくれてるのは一緒なんだよ。
それを人が勝手に『呼ばれた人しか行けない』とか
『呼ばれてない』とかジャッジをしてるっていうだけ。…今のあたしが、そうじゃん。
『呼ばれてもいないのに何かごめん』とかさぁ………
そもそもの話『呼ばれないと行ってはいけない神社』
なんてもの自体がこの世に存在してないのに、
その事をすっかり忘れてたわ…………(~_~;)
神様だって『来る人を熱望』する事はある。
それは大体が強いエネルギーを持った人に、逆に
神力の増強をしてもらうためなんだけど………
稀に、ココみたいにそもそものエネルギーが強めの神社なんかだとそういう意図ではなく
『その人の原点回帰』とか『在り方』とか、
己の意志や立ち位置の確認のために呼ばれたりする事もあるっちゃあるんだよね。」
素「…ただ、そのどちらの場合にしても『呼ばれた』ヤツにはサインがある。
これは絶対、とは言いたくねぇが絶対だ。
呼ばれたかどうかを見分けるカギは、『通常は起こらない事が起きた』か否か。
俺らが『本当に呼んだ』ヤツなら『呼ばれた意味』をちゃんと理解出来てるから
少なくともそれを『選ばれた』とは言わねぇし、思いもしねぇだろ(汗)
何故ならそれは、『俺ら神から選ばれた』のではなく
『自分が選んだ道』に関する事で呼ばれてるわけだからな。」
私「……それ、あたしの勝手なイメージ的には先生(神様)から生徒(人)が
進路指導のために職員室に呼ばれてるような感じかな。
でも何かサインを送らないと先生が進路指導で呼び出した、って事が解らないから
『通常(予定を含む)は起こらない現象』が起きたりとか
そこでいつもは貰えない何かを戴いたとか、
ラッキーな事が起きた、といった出来事が起きるんだよね。
だから実はナビが壊れたりとか急用が入ったりとかいう現象だって、
呼ばれてないんじゃなくてむしろ呼ばれてるサインなんでしょ?
…でもこういった、一見不運に見えるケースの場合は
自分が本来の道とか志しなどから大きく外れ始めてたり
自分軸⇔他人軸の振れ幅が酷くて安定してないとか、だったりするからこその
現象なんじゃないのかなって思うんだけど。
………中々ハラを括れない人に多いみたいだし。
だけどそれも結局は、素戔嗚さんがさっき言ってたように
『自分の投げたものが自分に返ってきてるだけ』なんだよね…??」
素「………………………………………
一概には言えんが、普段からジャッジを沢山してると起こりやすいかな。
極端な他人軸だったりとか。
我欲でいっぱいだと辿り着けない、なんて解釈してるヤツもいるみたいだけど
我欲は我欲でも腹を括った上で願掛けに来るならちゃんと辿り着けるんだぞ。
『玉置の神様が、わたしに"悪を斬れ"と剣を授けてくださいました^^』
…………なんてヤツもいただろーが。(; ̄Д ̄)
それで辿り着けないってヤツは、単にそれが叶った時のリスクを背負う覚悟が無いとか
叶わなかった時の事を受け入れられないとか中途半端でしかないもんだから
その人が勝手に断念してるだけだ。
…………善悪のジャッジが酷いから、そうなっちゃうんだろうが…………
ただ、不慮の事故とかに巻き込まれる恐れがある時や
動かない方が良い時なんかはそもそも守護神が参拝を中止させるから
急な仕事だとか車の故障で行けなくなる、とかだと別だけどな。」
私「ナビはともかく、車の故障はどちらかというとラッキーだよね。
玉置に関して言うなら、あんな山奥に行ってから故障したらえらい事になるワケだし。
そもそも道中も殆ど店とか無いもんだから
行ってから故障するくらいなら行く前に故障する方があたしは有り難いと思うけどな。
出先で故障とかド面倒臭いじゃん(; ̄ェ ̄)
……………しっかし、不思議。神社ってホンッッット色んな意味でも
『今の自分と向き合わされる所』だよねぇ……………
流石『鏡』というか………己の『今の姿』をイヤという程認識させられるわ〜。(~_~;)
んでもってココとか玉置とかは特に、そーいうのが前面に出やすい所なもんだから
色んな意味でも特別視されるんだろうなぁ……………」
康「……………………して、帰するところ如何なる神社なのでござるか?( ̄▽ ̄;)」
私「あ、えーと………とりあえずココも玉置も
『特別な人しか行けない神社というわけではない』って事だよ。
今回あたしは奇しくも呼ばれてたわけだけど、
それはあたしが世の多くの人達の中にある『今はもう必要ない固定観念』とかを
崩して意識を変えていく→世の中を変えるお手伝いをする
…………っていう事を生まれて来る前に決めてきたから、ってのと
その『意志確認』のため………要は軸の度合い確認だから
特別でも選ばれたとかでも何でもないんだよ。」
井「成程、心得た。」
素「………ははは!聖邪のジャッジをしない今のお前なら
ほぼ何処の神社にもフツーに辿り着けるぞ。
聖邪のジャッジをしない、が特別な人にしか出来ない事だっていうなら
確かにお前も『特別な人』……にはなるがな。(笑)
………………っていうワケだから、それを証明する意味でもこの後は玉置行け。
お前マリっぺから病気平癒のお守り貰ってるだろ。
お前の椿大社同様、マリっぺはまだ行った事が無い玉置神社のお守りを返すといい。
玉置も含め、まだまだ長時間の運転になるが
死にはしねぇからとりあえず大丈夫だ。」
私「え、椿大社じゃなくて玉置の方に行くの?(ll゚д゚)」
素「椿大社にはすぐ行けるだろ。
ここまで来たついでだから、今回は滅多に行けない玉置に行くといい。
『神に呼ばれた人しか行けない』っていう神社二社を
一日に制覇した方が色々と都合がいいだろ。(笑)」←何が?(^^;;
私「嘘だ。椿大社も結構行くの大変だった記憶があるんだけど??」
素「そんなに言うなら調べてみろよ。(笑)」
試しに家から椿大社までどれくらいかかるのかを調べてみた所、
下道でも彦根に行くより近かった事が判明したため
私は軽くショックを受けてしまいました…。orz
そんなわけで玉置に行く事が確定。
素「まぁ今回は熊の心配をしなくていい分、楽だろ。(笑)」
武将チーム「熊!??(ll゚д゚)」
私「そーだね。多分まだ冬眠してるだろうから大丈夫かな。(^^;;
……………んじゃ行こか!」
これからまた長旅になるので
とりあえずトイレに行ってから出発する事にしたんですけど。
素戔嗚さん達が出入り口で待機している間、
ちょっと面白い事態が発生してしまいました。(笑)