つぶやき

某所で神託をしています。

人生初の試み

翌日。出張依頼が来ていたため宗(むね)さんというお客様の所へ向かう。

詳しい内容はあまりお話出来ないのですが、

とりあえず家の数箇所がどうにも気になるとの事だったので

何だかんだでご自宅へとお伺いする事になったんですけど。

 

 

 

話を伺っている時私がどうにも気になったのは二箇所。

一つは、神棚が祀ってあるという部屋とその位置。

もう一つは、その部屋に入った人が次々と体調を崩すという

奇妙な現象が起きている所でした。

 

 

 

 

 

 

私「………………………………………

気になる箇所を先に三枚写真で送ってくれたのはイイんだけど

この中であたしが気になった箇所は一枚だけで、あの場所なんだよね。

…………何か『居る』よねここ。(; ̄Д)

ただ……写真で見た感じだと強い霊ではなさそうなんだけどな。

いつも通りの浄化方法でイイのかしら。(汗)」

 

 

 

素「…………大丈夫だ。行けばちゃんとお前にも解るから。」

 

 

 

私「うん。自分でも、今回は何か解るような気がしてる。

ただ……怖いとかは無いんだけどちゃんと処置出来るのかしらあたし(;)

 

 

 

素「お前はとりあえず行くだけでいい。

それでもお前が気になるようだったら、俺らに指示しろ。

武将どもはそのために居るようなもんだからな。

カムイと虎松も居るから何も心配する事ぁねえよ。

つーかカムイと虎松に関しては立派な眷属なんだからコイツらも使えばいいのに(笑)」

 

 

 

私「神様以外の皆はあたしの護衛をしてくれればそれでいい。

処置が必要な時は、出来ればあたしは神様方の方の力を借りたいから。

…………『除霊』じゃ全くもって意味をなさないし

素戔嗚さん達に上げてもらっても多分、

あのまんまだと『次』が来るような気もするし

まぁ、行ってみんと解んないけどね。」

 

 

 

井「あき殿の護衛には拙者が付くでござる。」

 

 

 

私「ん〜〜、じゃあ直政さんと信玄さん、

カムイちゃんと虎松には四方を固めてもらうかな。

康政さんと忠勝さんは多分ご縁のある方だと思うから、

素戔嗚さん達のサポートをお願いね。

素戔嗚さんは必要なら元の姿に戻って上に上げて。

……………………『リセット』はあたしがやる。」

 

 

 

素「意外だな。俺の姿は死守するかと思ったが……(ニヤリ)

なら俺も好きなようにやらせてもらうわ。

つーか信玄はもしもの時の軍監役かよ。お前もタダのバカではなかったか(笑)」

 

 

 

武「相解った!」

 

 

 

私「戦況を読むベテランだからねぇ^^;

直政さんはガッツリあたしの護衛に付くだろうから

何かあった時は信玄さんなら指示を出せると思ってみんな、ヨロシクね!」

 

 

 

武将チーム「心得た

 

 

 

素「………………!オレ、出番無ぇかも(;)

こっちも万全で来やがった(笑)」

 

 

 

私「ん………??」

 

 

 

 

 

 

 

えーーーー!!!嘘やん!(゚Д゚;)

何で???(汗)

 

 

 

 

 

 

武甕槌命タケミカヅチノミコト・以下:タ)「………テメーー、俺の事すっかり忘れてただろ!

まともに話すのは一年ぶりぐらいか?」

 

 

 

猿田彦神(サルタヒコノカミ・以下:猿)「右に同じ。よぅ、久しぶりだな。」

 

 

 

私「………………………………………(汗)

タケミ〜と将軍……久しぶり………

てか、タケミ〜は解るけど何で将軍?(ll゚д゚)

 

 

 

猿「……お前……一昨年、色んな事を纏めきれずに悩んだ末

俺の助けを求めてきただろうが……

しばらくしたら吹っ切れて、吹っ切れた途端に全速力でまた走り出した末

俺の事などすっかり忘れおって一時期はマスター(素戔嗚さんの事です)の代わりに

護衛した事もあったのに……………orz

 

 

 

私「あー!そういやそうだった忘れててゴメン。(汗)

ありがとーー、あの時は居てくれて助かったよ^^」

 

 

 

 

タ「………こっちはこっちで、契約したはいいものの

その後リーディングが絶好調になったもんだから

俺の事は存在ごと忘れてただろオマエ!(TдT)しばくぞ!!」

 

 

 

私「うは、そーだった。タケミ〜とは結構前から契約してたの忘れてたわ…………

ごめんね。(>人<;) おかげで助かってるよ、ありがと!

……そういや貴方武神だったんだっけ……。」

 

解析速度を上げる目的で契約したため武神としての認識が抜け落ちていた私。

 

 

 

猿「ついでに言うなら、俺はお前が『道に迷った時』に二度ほど補佐をしたのだが。」

 

 

 

タ「……しかもそれで猿田彦が『仕事』したらしたで

コイツら(武将チームの事です)が周りを固め始めたもんだから

お前すっかりコイツらの方に懐きやがって(汗)

………ただやっぱ、お前は人間だから同じ人間の方が親しみやすいんだろうな。

最初は俺らの時と一緒でスゲェ緊張はするものの、

今じゃ武将ですら『あんたたちー!!ヽ(`Д´)ノ』だし。(笑)」

 

 

 

猿「……オマエの場合、護衛も『道先案内』も基本的にはマスターだけで賄えるから

滅多に不都合は生じないんだろうが…………

今回は事が事だから俺らも参戦させてもらうぞ。お前こーいうの初めてだし。」

 

 

 

私「そうやって改めて言われるとむちゃくちゃ酷い事してるね、あたし……(;)

色々と忘れててスイマセン………(汗)

……あーーなるほど。それで貴方たちなのか、納得。

めっちゃ助かるよありがとう!今日はヨロシクね〜〜。」

 

 

 

素「ははは!スマンスマン。

…だけど、そもそもコイツはこーいうヤツだから俺らが居るんだろ?(笑)」

 

 

 

タ・猿「全くもう…(ーー;)ド天然も良し悪しだな。」

 

 

 

康「……あき殿はまこと、神に対してもいつも通りなのでござるな……

これも主には『壁』というものがござらぬ故の事であろうが

 

 

 

忠「………………ある意味直政に瓜二つじゃ。(; ̄Д)

 

 

 

井「…そこは、かたじけない(汗)」

 

 

 

私「……てか、マジで『戦』だな……

…………………………………………………

……………………………………………………

………………………………………………………

でも、『力付く』はイヤだから無理矢理の『昇華』とか

あたしはやんないからね?」

 

 

 

素「お前は『原理』を解ってるから『無理矢理』にはならんだろ。

……………初陣か。(笑)武将連中には物足りん戦だろうが

コイツにゃコイツのやり方があるから、せいぜいそれに従うんだな。」

 

 

 

武将チーム「相解った。」

 

 

 

 

 

 

宗さんの家に到着するなり、私が一番気になっていた問題の一箇所へと通された。

………………………ぐは、やっぱ何か居た!!結構凄いな。

凄いけど……………………すぐ居なくなったよ??(汗)

……あ、でもちっと残ってるね。だけど危害を加えたりとかは………

!??何だアレ??………もしかして………(汗)

 

 

 

 

 

 

私「……確かに居ましたが、今は居ないから大丈夫ですよ。

(ちょっと残ってるけどこの状態だと害はないし後で仕上げもするから黙っとこう^^;)

ちなみにちょっとお伺いしたいのですが、コレは??」

 

 

 

奥様(以下・奥)「ああ、それは娘とかもココに立つと体調悪くなるもんだから

何か気になったんで置いてます。………もしかしてコレのせいですか??」

 

 

 

宗家のご主人(以下・宗)「やっぱ何か居たんですね。

この子(ワンちゃん)がたまにその辺りをジッと見て

ひたすら吠えてる時があるんですよ。」

 

 

 

私「………えーと…………まず、この盛り塩は役目を果たしてないです。

盛り塩は結界を張るためのものなので最低でも二つはないと意味をなさなくなるんですよ。

結界を張るなら部屋の四隅に置くか、水晶を四隅に置いた方がいいですよ。

でも、どうしても気になるようでしたら

毎日日本酒を流しにかけるとイイかも。」

 

 

 

奥「えー!そうなんですか、解りました。盛り塩は止めときます。」

 

 

 

私「えーと………じゃあとりあえず応急処置だけしておきますね。」

 

 

 

素「………ほらな。お前にもちゃんと解っただろ?」

 

 

 

私「……………だねぇ……………

割と強めで確かに普通の人には支障がありそうな感じだったけど、

単純に『バラバラの思念が固まってた』っていうだけで

本体(元)はそこに残ってるものだったのか…『塵も積もれば山となる』、か。

…素戔嗚さん。とりあえず息子さんが帰ってくるまでの間

ココに何も入ってこないようにしてくれる?増強はあたしがやる。

あと、ちょっとそこに残ってる方も一緒に上に連れてってもらえるかしら。

忠勝さん、康政さん、脇固めて武甕槌さん達の補佐頼んます。

直政さん達は応急処置をしてる間だけあたしの護衛を頼む。

みんなーー、あたしに力を貸してーー

………………………いくよ!」

 

 

 

 

 

 

あ、光がチカチカしてる。はや!!(汗)

もう『上』行ったのか…仕事はえぇな神様コンビ。

んじゃ素戔嗚さんに元に戻ってもらって、と。

…………………………………………………

……………………………………………………

………………………もうちょい………………………

…………………………………………よし!!!

 

 

 

 

 

素「うん、とりあえず大丈夫だぞ。

だが応急処置でしかない事はちゃんと伝えておけ。

……………………ココに『そういうもの』が溜まる原因はもう解ってんだろ?」

 

 

 

私「うん………………ただ、前にメモで渡した事と

今回教えておく処置をやってる最中に『ソコに』気付けなければ厳しいね。」

 

 

 

素「コラ!……そーいう時の、『お前のスタンス』は?」

 

 

 

私「解ってるよ!『そうなるように信じる』事。

…………実際、あたしらみたいな人が出来る事ってそれしかないんだよねぇ………

 

 

 

素「それが『お前らしいやり方』だからそれでいい。

………あとは神棚がある部屋を見て、対処法と

その『メモ』を渡して説明するんだな。

……………………何が起きてるかは一発で解るぞ。(笑)」

 

 

 

私「………………………………………

イヤな予感がするんだよねぇとりあえず神棚の部屋も見てみるわ。

みんな、助けてくれてありがとうね!^^」

 

 

 

一同「お安い御用(*'▽'*)

 

 

 

 

 

 

今度は宗さんご夫妻が気になるという、神棚がある部屋へと移動したのですが。

入った瞬間、色んな意味でも驚いてしまいました。

………納得。これじゃ色々と厳しいわ(゚Д゚;)

えーと、こういう時は………

 

 

 

私はなるべく簡単な対処法をお伝えし、いよいよ一番重要なお話に入る事に。

………でも不思議とこの調べものが的外れな気はしないんだよね……むしろ確信しかない。

ご夫妻の話とも息子さんの話とも一致するんだよねぇて事は、

恐らくこの◯◯さんと息子さんは転生の度にこれを繰り返してるぞ…………

今世では◯◯さんの生まれ変わりに被害がなかったのが幸いなのかな。

だけど、何処まで話せばいいんだろう………

 

 

 

 

 

 

素「……とりあえずその寺だけでも行けと伝えればいい。

あとは●●長久手の古戦場なんだが…………

この二人に長久手はマズいから、長久手にはお前が行け。」

 

 

 

私「………ですよねー…………^^;

そうなると思ったよ!だから早い時間にしたんだけど二ヶ所も回れる?」

 

 

 

素「余裕♪」

 

 

 

私「えーと、じゃあ………二人が行っても無難な二ヶ所だけ事情と共に説明しておくね。」

 

 

 

素「了解。今日は古戦場巡りが終わるまでは猿田彦も武甕槌もいるから安心しろ。」

 

 

 

私「ありがとう!!スゲェ助かるよ。頼りにしてます(*^^*)

 

 

 

猿・タ「ういさ。」

 

 

 

 

 

 

私は宗さん家に一体何が起きてるのかを説明し、

今の内にある二ヶ所まで行ってもらうようお願いしました。

全ての処置が終了した、今度は桶狭間の古戦場へと向かう。

………私は『何故このタイミングなのか』を

ご夫妻の話を伺っててつくづく痛感させられてしまったのですが………

 

 

 

 

 

 

私「………あれは起こるべくして起きたとしか言いようがないんだよね………

そして息子さんがそれをしっかり認識するまであれは続くし

息子さんがそんなでご夫妻も不安や恐怖を沢山感じながら過ごす事になるだろうから、

ぶっちゃけキリがないんだけど……

出来るだけ沢山息子さんの『気持ち』を聞いてくれるとイイなぁ。

 

 

 

…………………………………………………

あのご夫婦、どちらかというとあたしはめちゃ好きなお二人だし

とても思いやりのあるご夫妻なもんだから

気持ち的にはだいぶ複雑だよ……

あんなに思いやりがあっても、それが受け取り手の望みに沿っていなければ

あそこまで明暗が分かれるのか勉強になるわー……

正直言うと息子さんが一番熟練した魂の持ち主なんだよねぇ……………

世間一般の人の目には、逆にしか映らないんだろうけど。」

 

 

 

素「………うん。虐待や暴力などが無くても『それが本人の望んだ愛でなければ』

それは愛とは認識されねぇんだわ。

ただ……………………お前はあのご夫婦のような愛は持ち合わせてないけどな。」

 

 

 

私「……………………………………………

『向き合う事の大切さ』『擦り合わせを行う事の大切さ』がよく解る事例だよね

こっちが色々と考えさせられるわ。」

 

 

 

井「あき殿、耳が痛ぅござる(汗)」

 

 

 

私「はっ!…………直政さんだって自分なりに一生懸命だったわけでしょ?

そもそも家康さんに拾われるまで

ロクに人とのコミュニケーションも取れない環境下にいたんだからしょーがなくない?

それが箕輪の人達からは慕われるくらいまで持っていけたんだから

あたし的にはそれだけでも凄いと思うよ。

……正直、本多正信さんとかよりかは全然イイと思う……(;)

 

 

 

康「彼奴(あやつ)は腸(はらわた)が腐っておる!!」

 

 

 

忠「彼奴はただの腰抜けじゃ。」

 

 

 

井「…………………(^_^;)

正信殿は片足が動かなかった故、戦に出れぬは致し方ないでござる。

……なんと申せば良いのか……腹黒いゆえ戦で背中を任せる事は出来ぬが、

交渉においてはまこと知恵が回る男であった。」

 

 

 

私「それは知ってるけど現代で言う所の詐欺師みたいなイメージしかないから、

あたしも信頼したくはない部類の人かなぁ。

忠勝さんや康政さん達の気持ちは、あたしはよく解るよ。

……………ただあの人、四天王とは別の分野で実力派なんだよねぇ。

だから直政さんの言ってる事も解るわ〜(^^;;

 

 

 

素「……………………(笑)

オマエ、様々なモノが大分見えてきただろ。

死ぬまでに一体何人との関わりを思い出せるかな?(ニヤリ)」

 

 

 

私「うーん実はそれちょっと思ってたんだよねぇ。

て事はあたし、本多正信さんの生まれ変わりともどっかで会ってるって事だよね?」

 

 

 

素「ははは!なら宗家とオマエの過去世を詳しく追ってけばある程度解るぞ。(笑)」

 

 

 

私「………………………………………

後で詳しく調べるけど………宗家の事を調べてた時、衝撃の文字が見えたのは気のせい??

その後一通り宗家の家系図を書き出して疲れたもんだから爆睡して

結局そこには殆ど触れてないんだよなぁ。

……でも、あたしの予想が当たってたら……

 

 

 

忠「………………

 

 

 

井「………………

 

 

 

康「………あき殿も大変でござるな………

 

 

 

 

 

 

その人の人生に必要ない事は起きない。

ならばあたしが今まで経験してきた事然り、これから経験していく事然り。

……………過去世での相関図が判明する事自体を『必要な事』とすると……………

あたし今世ではドえらい数の人に『何か』をもたらすとか施す事になるのか嘘やん。(泣)

 

 

 

そんな事を思いながら走っていたら、桶狭間の古戦場へと到着。